茗荷谷が登場する短編小説を紹介します。
『茗荷谷の猫』著:木内 昇 文春文庫
幕末から昭和30年代の時間の流れの中で、巣鴨、南品川、茗荷谷、市谷仲之町、菊坂、浅草、池袋、池之端、千駄ヶ谷を舞台に、無名の主人公達が営んだささやかだけどしっかりとした人生を、九つの短編で編み上げられた連作。
内容は、
お茶大進学を機に富山から上京し、文京区小日向1丁目22辺りの祖母の家に下宿した坂中真智。
夏目漱石、田山花袋、江戸川乱歩、横溝正史、安部公房、遠藤周作ら文豪の小説に登場する切支丹坂、庚申坂、鷺坂、蛙坂、藤坂、播磨坂、吹上坂、団子坂や、切支丹屋敷、清華寮、宗四郎稲荷、極落水の話題を織り交ぜながら展開していくファンタジックな恋の物語。